午後7時過ぎ、津島様を移した神輿を中心とした行列が「道中囃子」を奏でながら深見池へと向かう。池に着くと神官・囃子方が筏に乗り込み、囃子を奏でながら湖上に出る。このころ打ち上げ花火が夜空に咲き、筏上での仕掛け花火が湖上を彩る。災厄を祓う神事を終えて筏が岸に戻ると、行列を組んで神社に帰る。最後は境内で大三国が点火され、火の粉に下で若者が激しく練る。
この祭の起源について、天保7年(1836)6月、流行病が起きたため、尾張の津島神社より祭神を迎えて境内にまつったといわれ、同神社の祭礼「だんじり船祭」にならって筏による神事が始められたと考えられる。
- ヨミガナ: フカミノギオンマツリノシュウゾク
- 指定年: 1973・3 指定
- 員数:
- 制作年代:
- 所在地: 下伊那郡阿南町深見
- 所有者: 深見諏訪神社祇園保存会
- データ番号: セ-04
- Category: 県選択無形民俗文化財
- Tags: 【セ】